良縁…その先の人生を見つめて

全国仲人連合会 代表 宮原祐輔 (著)

全国仲人連合会 宮原代表の著作 「良縁…その先の人生を見つめて」を抜粋でご紹介いたします。

婚活中の皆様にとって、成婚力をつけるためのちょっとしたヒントになれば幸いです。

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お見合いの常識と非常識

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再婚する男性は前の結婚を引きずらないこと

男性のほうが、前の結婚を引きずる人が多いせいか、再婚希望者のなかには、前の奥様の持ち物を、なかなか処分できない人もいます。 結婚しようと思っている男性の家のあちこちに、前の奥さんの持ち物が残っているというのは、新しい家庭を築きたいと考えている女性にとって、あまり気持ちの良いものではないでしょう。

以前、若くして奥様を亡くし、私どもの会で再婚相手を見つけた男性がいました。 その再婚相手の女性が、仲人さんのところに挨拶にいらした際にうかがった話です。

再婚して家に入ってみると、箪笥には亡くなった奥様の衣類や和服があり、しかもその家にはまだお墓がなかったためか、お骨が家に置いてあり、一瞬ギョッとしたそうです。 仲人さんが「きっとやさしいご主人なのよ。 お墓を買って納骨してあげたら、今度は奥さんが見守ってくださるわよ。 衣類が残っていたのも、きっと男所帯でそこまで手がまわらなかったのよ」とアドバイスすると、「そうね、まだ貯金の額も聞いていなかったから、ついでに聞いて、お墓も買っちゃおう」と彼女もカラリと言い、その後の結婚生活は順調に行っているようです。 でも、女性の立場に立って考えると、せめて衣類くらいは処分し、お骨についても再婚前に彼女に相談しておく、といった配慮があったほうがいいと思います。

奥様と死別した方とお見合いした女性からあがる不満として、亡くなった奥様の話をよく聞かされるということがあります。

お見合いを経て交際を始めたある女性が、男性の家を訪問したところ、花壇がきれいだったので、「きれいな花ですねえ」と言ったところ「死んだ女房が好きだったもので」と男性が答え、縁がこわれてしまったこともあります。 また、亡くなった奥様の持ち物を「良かったら、それ持って帰ってもいいですよ」と言われて嫌だったという人。 「死んだ女房の墓を大事にしてくれますか」といわれて、感情を害してしまった人もいます。

ある男性は、何回目かのデートの別れ際に「今日はちょっと寄るところがあるので」と言って、花屋さんに入りました。 女性が見ていると、菊など仏様に供えるような花を買ったので、いったいどこに行くのだろうと後をつけていくと、彼が入っていった先はお墓だったそうです。 あとで聞いてみると、亡くなった奥様の月命日には必ずお墓参りをしていて、彼女とデートする日がたまたまその日に当たってしまったということでした。 そうやって毎月お墓参りに行くというのは、とてもやさしい人だからだと思うのですが、彼女はどうしてもそれを受け入れることができず、結局、結婚には至りませんでした。

亡くなってしまった方にやきもちを妬いても仕方ありません。 これから二人で思い出を作っていけば、亡くなった方の面影は放っておいても、姿を消していくはずです。

でも、男性のほうも、女性が抱いている新しい結婚生活への夢を尊重する必要があります。 そのあたりの女性の心情を男性が察してあげることも、再婚を成功させるコツだと思います。

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