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良縁…その先の人生を見つめて

お見合いの常識と非常識

男性はみんなマザーコンプレックスを持っている

よく私は仲人さんたちに、「仲人は会員さんが結婚するまでかかる医者のようなもの」と話しています。 治療が必要な人には、その人に悪いところをはっきりと伝え、私どもの会にいらっしゃる間にそこを直してもらうのです。

男性に求める条件のなかに「自立している男性」を挙げる女性もいます。 その「自立」の内容をよく聞いてみると、単純に「実家を出て一人で住んでいる人」だったりします。 でも、東京のように家賃が高い場所では、経済的な事情で、便宜上親と同居している人はたくさんいますから、これはあまり目安にならないと思います。

でもたまに、親の方が子離れしていないなと思う場面にも遭遇します。

たとえば、お見合いの場に、母親が付いてくるような場合です。 でもそういうときには、仲人さんは「せっかくいい息子さんなのに、お母様が横に付いてくることで、点数が落ちてしまいますね」とはっきり言います。 もちろん母親の顔色は変わりますが、そういう憎まれ役を買って出るのも、仲人さんの仕事です。

また、息子さんに対して過干渉だと思われるお母様もいらっしゃいますが、そういう方も、私たちの会にいらっしゃる間に、自然と自立していかれます。

先日、ある仲人さんのところに新しく入会された息子さんに、お母様が付き添っていらしたことがありました。 息子さんに条件に合うお相手を検索してもらい、仲人さんがころあいを見計らって「終わった?」と聞くと、すかさずお母様が「ちゃんと選んだの?」と聞きます。 そういうときには「お母さん、申し訳ないですけど、息子さんを子どものままにしていませんか。 それでは息子さんはかわいそうですよ」とはっきり言います。 何回かそういうやり取りが続くと、お母様も気づいて、だんだん息子のことに口を出さないようになっていくのです。 以前は、息子さんが帰宅していないときに仲人さんが電話を入れると、お母様が「何の御用ですか」と聞いていたそうですが、「お母さんではなく息子さんにお伝えしたいので、本人に電話させてください」と言うと、そのうちお母様も息子さんがいないときは「まだ帰っておりませんので、電話するよう伝えておきます」と言うようになりました。

 

ここまで母親が過干渉という例はめったにありませんが、私は基本的には、男はみんなマザーコンプレックスを持っていると思います。 確かにそれが行き過ぎてしまっては問題ですが、自分をかえりみても、そして息子と私の妻の関係を見ても、多かれ少なかれ男はそういう部分を持っているようです。

けれども、女性はマザコンという言葉に敏感で、「会話のなかに“母”という言葉が○回出てきた」といちいち数えている人もいるほどです。 でも男性のなかには「自分の家のことを知ってもらいたい」という純粋な思いからいっしょうけんめい話す人もいることを、女性は頭の隅に入れておいてほしいと思います。

著者 宮原 代表のご好意により当サイトに掲載しています。

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